1.松下和弘『科学朝日』3月号・1988 2.松下和弘ら『磁気共鳴と医学』 Vol-1・1990 |
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3.T.HASEBA et
al『ALCHOLlSM』
Vol-17・No.3・1993 「Diminution of Biological Reactivity of Ethanol by Changing the Solution Structure by Weak Ultrasonication」 「エタノール水溶液の分子構造を微弱超音波で変化させることによる生理的反応の軽減」 日本医科大学法医学教室、長谷場 健講師らの研究。エタノール水溶液を微弱超音波で処理すると、分子構造はよりコンパクトになり、エタノール水溶液に対するマウスの生体反応、特に中枢神経の抑制作用は有意に軽減した。(※邦訳なし) |
4.朝倉俊博『うまい酒はなぜうまい…さらば悪酔い二日酔いの科学』 |
5.朝倉俊博『PHARMTECHJAPAN』 Vol-12・No.10・1996 「微弱超音波熟成法で『未知の酒』を楽しむ」 水科学研究会とキリンビール株式会社が主催したシンポジューム「水と酒の科学と文化」を基にした特集「医・薬学から見た『水と酒』その功と罪」の中の一編。 一般市販酒を微弱超音波熟成させると、人類未踏の香味を醸す「未知の酒」に変身する可能性を自らの実験に基づいて力説。「極楽酒」と「極楽度曲線」を提案。 |
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6.T.HASEBA
et al 「Proceedings of The 14TH Meeting of The International Association
of Forensic Sciences 1996」Vol-2 1997 「Modification of Acute Alcoholic Intoxication by The Solution Structure」 「溶液構造による急性アルコール中毒の緩和」 文献3の続編とも言うべき研究。 Sleep timeの観測では20wt%,3g/kg投与群に最も顕著な現象が出現し、データから超音波群の中枢神経抑制作用はコントロール群に比べ、80%軽減した。 20wt%エタノール水溶液のDSC測定では凍結温度、放出熱量、融解温度、吸収熱量のすべてにおいて超音波エタノール水溶液が有意であり、水分子とエタノール分子が均一によく混ざっていた。 結果として、超音波熟成エタノール水溶液は中枢神経抑制作用を有意に軽減すると解釈できる。(※邦訳なし。) |
7.松下和弘ら『磁気共鳴と医学』Vol-9・1998 「低出力超音波処理酒の代謝追跡---¹H-NMRからみたヒト血清中のエタノール」 学生ボランテア男女8名による人体飲酒実験。 通常の清酒(普通酒16%)と超音波熟成させた清酒(同一銘柄)を0.5g/kg(体重60kgの人なら230ml)飲ませ、30分ごとに6回採血。血清中のエタノール濃度と乳酸濃度を400MHz ¹H-NMR法で測定。結果として超音波熟成させた清酒では、エタノール濃度で30%、乳酸濃度で50%軽減した。 |
8.朝倉俊博「化学と工業」 |
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9.K.MATUSITA et al「Physiological Chemistry & Physics and Medical NMR」VOL-32-
2000
「Physical Aging by Soft Ultrasonic Wave Enhances Ethanol Metabolism: Metabolic Process of Wine as Followed by 400MHz ¹H-NMR Spectroscopy」 「低出力超音波処理ワインの代謝追跡---¹H-NMRからみたヒト血清中のエタノールと酢酸」 松下和弘 生命の水研究所長、埼玉医科大学動物学教室、協和界面科学の共同研究。 学生ボランテア20名、社会人ボランテア10名、採血スタッフ6名、血清サンプリングスタッフ5名等、総勢50名を超える「人体飲酒実験」を二回に渡って敢行。通常の白ワイン(北海道ワイン社製「ミュラートゥルガウ、1966年」14v%)と超音波熟成させた同一銘柄を0.5g/kg(体重60kgの人なら273ml)飲ませ、30分から60分ごとに5回採血。血清中のエタノール、乳酸、酢酸、アラニンを400MHz ¹H-NMR法で測定した。 さらに、投与直後0分〜30分間のエタノール濃度曲線を得るために20wt%エタノール水溶液2g/kgをニホンシロウサギに投与し、血中エタノール濃度をガスクロマトグラフィーで測定した。結果として、超音波熟成白ワインではエタノール濃度、酢酸濃度において20%〜30%の有意差が認められ、ニホンシロウサギのデータもそれを裏付けている。 (※概要の和文あり。) |